安寧の碑
5/25
読書設定
目次
前へ
/
225ページ
次へ
だが、それも男たちが近寄ってくる前までだった。 周囲の狼たちと目が合った瞬間、彼は急に大人しくなった。 耳と尾がうなだれ、地面に腰をつける。 村長が笑顔でねぎらいの言葉をかけてきた。 「やはり強いな、おまえは」 ダギの口がぎこちなく緩んだ。 どんな顔をすればいいのかわからない。 勝利の興奮も、褒めてもらった喜びも、急速に縮んでいった。
/
225ページ
最初のコメントを投稿しよう!
71人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
21(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!