第二部

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スネオママ(登録番号6番)は震えていた。 「いくら擬似的でも死ぬなんてヤダ…。私だけは生き延びてやる……!」 スネオママはマシンガン【FA―MAS】を両手にしっかりと握り締めた。 FA-MASは、大型のマシンガンで、連射機能に優れている。 人間程度ならば、数秒で蜂の巣にできる代物だ。 リュックの中には、弾もたっぷり300発はあった。 ジャイアンと大体同じ位置に落とされたスネオママ。 同じ街の5つ隣のビルで気がついた。 近くにあったメモ書きには大まかなルールが書いてあり、 食料などと一緒に例のマシンガンが入っていた。 スネオママそれを握り締め街に出た。 そして街を歩いている時に偶然人影を見て、気が付けば発砲していた。 「ちくしょう………まだ殺ってない……確実に……殺らないと…………」 スネオママは、どんどん森の奥へ進んでいった。 ガサガサッと、葉が揺れた。 「!!!!!」何だ!? 不意音のした方に銃を向ける。風?動物?いや……違う。 またもガサガサッ、と音がした。 今度は反対側!だ…誰!!!???さっきの奴か?それとも新手……?
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