第二部

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「うああああああ!!!!」 ババババ…と大きな銃声とほとんど同時に木や葉が宙に舞った。 数秒後、突然引き金が軽くなった。 それから後は、何度引き金を引いてもカチカチと音が響くだけだった。 弾切れ……?弾は……リュック……?……速く補充しなくちゃ 「待ってたぜ…。この時を!」 声と同時にスネオママは振り向いた。 後ろの木の影から子供ながらも大柄な男が現れた。 「ひ、ひいいいい!!!」 必死で引き金を引く。少年に向けて。 しかしカチカチと空しく音が響くだけで、何も起こらない。
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