1011人が本棚に入れています
本棚に追加
マシンガンの銃弾が少年目掛けばらまかれた。
「ちっ、うるせぇハエだ!」
ジャイアン(登録番号4番)は狙われていた。
見えない敵の恐怖。
それでも手に握った大型拳銃のおかげで、幾分は気持ちが楽だった。
それでも極限の緊張感は否めないが。
ジャイアンは逃げながらも反撃の機会を待っていた。
…………………………
のび太(登録番号12番)と同じように、見知らぬ場所へ飛ばされたジャイアン。
気が付いた場所は建物の中だった。かなりの高さを持つビルの屋上。
ジャイアンはゆっくりと起き上がり、辺りをぐるっと見回した
そこには都会とは言えないものの、町が広がっていた。
ジャイアンもリュックが落ちていたことにはすぐに気がついた。
とりあえず腰を下ろし、リュックの中身を広げた。
5分間ほど、たっぷりと考えこんだ後、
ジャイアンは【武器】を握り再び立ち上がった。
意外にも冷静にルールを分析し作戦を練っていたのだ。
ジャイアンのリュックに入っていた武器、それは拳銃の中でも
かなり強力な部類に入る大型拳銃【デザートイーグル50A.E】だった。
[A.E弾という特殊な弾丸を使用する世界最大級の拳銃だ。]
最初のコメントを投稿しよう!