危険な好奇心

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もうガチャガチャどころではない。曲がり角を曲がり、女が見えなくなった所で俺は慎の腕を掴み 『帰ろう!』 と言った。 慎は俺の目をしばらく見つめて 『あ、今日塾だっけ?帰らなやばいな!』 と俺に合わせ、俺達は走った。 家とは逆の方向に走り、しばらくして俺は慎に 『アイツや!あの目、間違いない!俺らを探しに来たんや!』 慎は意外と冷静に 『マジマジと名札見てたもんな。。学年とクラス、淳の巾着でバレてるし。。』 俺はそんな落ち着いた慎に腹がたち 『どーすんだよ!もう逃げ切れネーよ!家とかそのうちバレっぞ!!』 慎『やっぱ警察に言おう。このままはアカン。助けてもらお。』 俺『・・・』 俺はしばらく黙っていた。たしかに他に助かる手は無いかもしれないと思った。 『でも、警察に何て言う?』と俺が問うと慎は 『山だよ。あの山に打ち付けられた写真とかハッピー、タッチの死体、あれを写真に撮って、あの女が変質者って言う証拠を見せれば警察があの女を捕まえてくれるはずや!』 俺は納得したが、もうあの山に行くのは嫌だったが、仕方が無かった。 さっそく、明日の放課後、浦山に二人で行く事になった。
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