~プロローグ~

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窓から陽の光が入ってくる。 目覚まし時計の音が決め手となり私は重い瞼を開けた。 「…ん。朝?」 ぼそっと呟き体を起こす。 『時風 月(ときかぜ るな)』これが私の名前。 今は高校三年生。 時間通りに起きるのは…あんまり得意じゃない。 今日はたまたま日差しのおかげで目が覚めたけど……。大体はお母さんが起こしてくれている。 急いで胸まである長い髪の寝癖を直し、制服に着替えていると下からお母さんの呼ぶ声が聞こえて来た。 「月ー!ご飯できたわよ。」 ほら、お母さんの声が聞こえて来た。 その声に返事を返し一階へと降り、お母さんの作ってくれた朝ご飯を食べ学校へ向かう。 今日もまた変わらない一日が始まる……。
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