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ナレーション
「愛や恋に縛られているとうまく動けない時がある。私は今ここにアナタと……あ、おつり680円になります…ありがとうございましたー!……アナタ方と考えていきたいと思いました…いらっしゃいませー!…さぁ、物語の始まりです。あ、二名様ですか」
早希
「拓海さん!」
拓海
「ん?」
浩美
「うわぁ……」
早希
「私……私ですね、拓海さんの事が好きなんです!」
拓海
「ごめん……俺は早希が嫌いじゃないけど、付き合えない」
浩美
「ちょっとなんでフるのよ!早希さんが可哀想でしょ?」
拓海
「見て解んない?」
浩美
「何が?」
拓海
「どう見ても男じゃん」
浩美
「名前や声だけならバレないバレない」
拓海
「バレるわ!無理がある」
早希
「――…もういいです!拓海さんのバカっ!」
■走っていく
浩美
「あーあ、惜しいことを」
拓海
「惜しくねぇよ!」
ナレーション
「名前で性別を判断されるとまるで胸撃たれる子羊のようだ……まだまだ終わらない明日をアナタとみたいですね」
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