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「…ふう。こんなもんかな…」
泣きついてくるお母さんを振り払って荷造りを始めた。
結構持ってく物があって大変だなぁ…。
漫画とかアニメのDVDとか小説とかドラマCDとかグッズとか…💧
それを無理矢理、鞄に詰め込んだ。
私からアニオタを取ったら何も残らなくなるしね(笑)
あとは…服と洗面道具。
化粧品は持ってないから大丈夫👍
荷造りも出来たし、あとは明日を待つだけ。
次の日…
朝早くに起こされ、最後の身支度をさせられた。ちなみに今日は日曜日。学校のない日にやっちゃった方が塩梅がいいからね~♪
「菜月。そろそろ出発するぞ。」
「はーい。」
「菜月~~😭」
お母さ~ん…まだ泣いてたの…?(笑)
泣いたってどうにもならないんだから…いい加減諦めればいいものを…。
「さぁ…行くぞ~」
お父さん?微妙にテンション上がってるのは何故ですか?!
「おっ…お~…」
一応乗ってみたけど(笑)
何時間かして、目的地に到着✨
またでっかいお屋敷だね~…😵
うちの家が10個入っても余るくらいでかいんじゃ…(笑)
メイドさんに案内されて私とお父さんはお屋敷の中に入った。
そして、社長さんらしき方が出迎えてくれた。
「この子かね?」
「はい。娘の菜月です」
よく娘だなんて言えたわね~…。
まぁいいけど(笑)
こうなることは前々から感づいてたし。
覚悟は出来てたから。
「今日からよろしくお願いします。」
「じゃあ…しっかり働くんだよ。…例の件…よろしくお願いします。」
お父さんが頭下げてるところ…初めてみた。
「任せなさい。」
そして…お父さんは行ってしまった。
「すまないね…。君のお父さんを助けるにはこうするしかなかったんだ。」
あ…この社長さん…超いい人じゃん(笑)
「いえ…薄々感づいてましたし、覚悟もできてましたから…何でもこいですよ😁(笑)」
「ははは(笑)ならいいんだが…😃」
わぁ…真面目にいい人だよ~✨
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