am5:00

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ピピピッ…ピピピッ… 窓から差し込む朝日さえも 吐き気の原因となり 目の前に現実がやってくる。 「昨日お風呂入ってない…」 肌べたついてる… 昨日は帰ったらそのまま寝たんだ… 「…ッ………」 汚い大人達。 香水臭い黄色い部屋。 卑しく笑う仕事場の女。 「はぁっ…は…」 仕事の事を思い出すだけで気持ち悪くなってくる。 でも… "いくら欲しいの?" ドクン ……でも私は… 私は… "あんな奴ら"に、 負けたくなくて。 絶対 RRRR..RRRR... 「…優太」 "もっしもーし! 真央おはよッ!" 携帯から苛立つ声。 「何?」 "真央の声が聞きたくてさ~ッ" 「あっそ」 優太はかなり軽い。 毎日違う女と遊び歩いている。 "いつんなったら付き合ってくれんの?" 「色んな女に言ってるんでしょ?」 "真央にしか言った事ないし!" 私にしか? 何 言ってんの? 「うざいから」 "ひっど!超傷ついた~。あっ、真央今日は学校来いよ? 屋上で待ってるから" 「勝手に待っとけば?」 "待っとく♪" プツッツー…ツー…ツー… 高いテンションに嫌気がさして何も言わずに電話を切る。ふと携帯の画面を見つめる。 「…」 だから人と話すのは嫌いなんだ 悲しくなるから 「お風呂入ろ…」 洗濯機の中に着ていた服を放り入れる。 服が酒臭い。 ザアアアアア......... 髪の毛の先から生暖かい水が滴る。 水滴が手首の傷にそって浴槽に落ちていく。 その光景を見て思う。 "私は何で生きてるの?" キュッ.. 右手首の傷を左手で強く握って目をつむる。 「私……何してんだろ………」 誰か教えてよ 神様でも天使でも悪魔でもいい 誰か 教えてよ
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