歳月

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デートの時間になったから、待ち合わせ。俺はチャリで、15分前に到着。14時過ぎになって、走って向かってくる姿が見えたんだ。 『ごめんね…待たせちゃった…』 申し訳なさそうに謝ってるのが、俺の彼女!めちゃくちゃ可愛い。俺は前から好きだった。でも告ってきたのは彼女の方だ。 「俺も今来た所!」 当たり前のように、小さな嘘をつく。その方が彼女もホッとするよな! 自転車で2ケツして、俺は初めに母さんのパート先に向かった。2人で自転車に乗りながら会話してて、お母さん、綺麗で若いよねって言っていた。 若いけど…若づくりしてんだよって言っといた。 そして、スーパーに入った。すぐに母さん発見。テキパキと仕事を、こなしていた。 目の前に無言で立った。母さんは人の気配に気づいて、 『いらっしゃいま…せ!あっ!』 ニッコリ笑って、彼女に頭を下げた。彼女も母さんに頭を下げていた。 「じゃあ!」 軽く手を振って、飲み物とお菓子を買いに、その場から少し離れたんだ。 『緊張!やっぱりお母さん可愛い!幸ちゃんのお父さんってどんな感じなの?』 彼女が興味津々に聞いてきたんだ。
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