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俺は少し歩いた…
さっきのタクシーは何処かにいったのだろうか…
よく理解する事ができずにしばらくいた…
「ここは…」
まわりには何もない。
あるのは見たこともない植物ばかり…
気味が悪いと思ったが…
その考えも次第に無くなっていた。
「自由だ…」
俺はこの世の腐った人間に勝ったのだ…
そして…
「…」
「笑えない…」
俺は…笑い方を知らない…
笑いとはなんだ…
思い出せない…
その時、あの運転手の言葉を思い出した。
「あいつ…殺しておくべきだった…」
そう言うと、おかしな感情のまま歩き回っていた…
オレは何をしているのだろう…
ここはどこなのだろう…
そのうちオレは意識が無くなってしまった。
そう…そのまま…
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