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私が慎と出会ったのは今から5年前。
桜の花が満開の4月だった。
両親に先立たれ、人ぼっちだった私を救ってくれた。
慎がいなかったら、私は死んでいたと思う・・・。
慎の両親は会社を経営しているらしく、私に家と仕事を与えてくれた。
私にとって慎は神様みたいな人だった。
それから私は慎の隣の家で寝起きし、頑張って働いた。
慎が早く帰宅した時は、一緒に公園まで散歩した。
慎は、優しい大きな手を持っていて、何時も私を撫でてくれる。
優しい手に触れられるたびに私は慎の事が大好きになっていった。
年はだいぶ離れてるけどそんなの関係なかった。
私は早く大人になって慎のお嫁さんになりたかった。
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