時間(とき)を操る少年

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「どうもー、村長、依頼終わったよー」 リオンはそう言い、村長を待った。 しばらくし、奥から一人の老人が出てきた。 この人が村長だ。 「おー、リオンか。依頼?そんな事言ったっけ?」 …村長はどこか抜けてる。 アリルが思い出させる。 「言ってたじゃないですか。連続強盗犯、ギル=ゴロンの捕獲をって」 「あーそれかそれか。うん思い出した。ご苦労だったな」 村長は、アリルの言葉で自分が依頼した事を思い出した。 こんな事は既に日常茶飯事となっている。 リオンたちは呆れながらも、支給品のスキルウォーターを差し出した。 「やはり今回も使わなかったか…。お前たちらしいな」 村長は当然といった様にスキルウォーターを見つめている。
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