時間(とき)を操る少年

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「お分かり?なら話は早いねぇ。おとなしく捕まってくれねーかな?」 少年は余裕の表情を浮かべている。 結局このスィンナーは最後まで抵抗した挙げ句、少年とその仲間たちにフルボッコにされた後に捕まり、政府に突き出された。 「リオン、お疲れ様」 そう言って少年、リオン=ハートネスを迎えたのは、先ほどの仲間の一人、アリル=カルテットだ。 綺麗な緑色の髪をツインテールにした女の子。 「おーう、余裕だな」 リオンはなんか軽くスルーしているかのような反応だが、そこはリオンの性格が出ている。 アリルはいつもの事なので気にせず、リオンの隣を歩くことにした。 「おい、勝手にいいムードを作ってんなよ」 そう言ってまたまた出てきたのは、こちらも同じ仲間のラグナ=アースと、デルタ=カルテットだ。
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