プロローグ

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「ふぅぅ…」 公園のベンチに腰掛けて、煙草に火をつけた。夕暮れ刻、空がちょっと赤い。 まだ、子供達が遊んでるみたいで、キャーキャーと声がする。 隣のベンチでは、おじいちゃんがハトに餌をやってる。 …何もかも、いつも通りの午後五時。 「いつもと違うのは、俺だけ、か…」 そう呟きながら、ふと昨日あった非現実的な出来事を思い出していた。
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