サンプルΑ

書く前に

　先日、とある方から課題を出された。それは興味のそそられるもので、久々に「面白そう」だと感じるものであった。

　内容は、「小説を楽しく書けて、楽しく読ませるための基礎知識を２０ページ以内、なおかつ文章作法とは！的な内容ではないものを書く」という、俺にとってはハレー彗星が地球に接近するより興味深いものだ。大して難しいとは思わない。だって、「普段の書き方をそのまま書けば良いはず」だから。

　楽しむ書き方、か……。二年ほど昔を思い出す。パソコンでのサイトにて小説の先輩から様々な事を習ったあの頃を。

　新しい事を習って、それをまるで足し算を覚えて有頂天気味な小学一年生みたく楽しんでいたあの頃を思い出せばこの作品は書けるのかもしれない。固い書き方だけど、これが一番楽な書き方なのでそこら辺は勘弁を。

　……さて、あと18、いや章の最初は開ける主義だから17か。その残ったページをフルに活用して、頑張ってみるかな。