約束

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隊長が赤い目をしながらやってきた… 『ぅわははははっ、やはりな…やはり思ったとおりだ…』 私と姫は訳が分からない。しかし赤い目をした隊長は、狂気と憂いの笑みを浮かべている… 『まだ分からないか?腹を刺されて死ぬ寸前のお前が、何故動けるまで回復している。歩けなくなるくらいの傷をした姫が、何故もう動けるか?』 私と姫は目を見張る… 『そうだ。姫!あなたの目には、死人さえ生き返らせられる程の、治癒能力と破壊の能力があるんだ! さあ、姫!私と共にこの世界を自分のものにしよう』 高らかな笑いと共に隊長は言い放った。
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