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まず私の親戚を尋ねた
『赤い巾着をもった娘が来なかったか』と聞いた
「奥の部屋にいるよ」
と言われ、すぐさま会いに行った
姫は驚きながらも嬉しそうに、私に抱きついてきた
『大丈夫だった?』
「はい。皆さんいい人でよくしてくれました」
『これからどうしますか?』
「今は国も何もありません。静かに暮らせる方法を探して、争いがないとこで暮らしたいです」
『一緒に暮らしてくれませんか?』
「…それでも私は追われる身です。あなたを危ない目には併せられません」
『私は姫を守ために副隊長になったのです。血の誓いを生涯守らせてもらえたませんか?ずっと一緒にいさせてください』
「…いいのですか?」
『身命にかけまして、姫を愛し生も死も共にします』
「ありがとう」
と一言姫は言った。
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