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次の日、いつも通り女の子は現れた
少し釣り上がった眼をしながら、『思い出したか?』と。
首をふり、「なにを?」と聞くと、女の子は表情を変えた。
優しい顔になり、
『…私はもう時間がない。逝かなければならない。早く逢いたいんだ。…でも、探せよ…待ってるからな…』
「うん、分かってる、護りに行くよ」
無意識にでた言葉に女の子は笑みを残し去っていった。
次の日、母親の誕生日で朝からバタバタとしていた。
それ以来、夢には出てこなくなった。
完
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