8回目の・・・

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ゆっくり立ち上がると 美希の前に向き合った なぜか妙に落ち着いている 周囲の人の方が緊張した面もちで俺を見る 『美希・・・・まじ好き・・・』 『も・・もぅ一回・・・言って・・・』 『・・・美希のことが好き』 顔をクシャクシャにして泣きじゃくる美希をそっと抱きしめる 美希を抱きしめる腕が、胸が熱い 美希に触れる場所全てから 愛おしい気持ちが溢れ出す パチ・・・パチパチパチパチ!! 『・・/////』 忘れてたけどここは駅前の交差点なわけで 俺たちを見届けた通行人から温かい拍手喝采(笑) なぁ・・・ 俺、今一番幸せかもしんねぇ 7年越しの思いを果たした俺は しっかりと美希の手を繋ぎながら 拍手してくれた通行人にペコペコ頭を下げ続けた .
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