8回目の・・・

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顔を上げると そこには息を切らせた美希の姿・・・ 目には涙がたまってる 『な・・なんで・・・・』 『いきなり叫ばないでよ!みんな見てるじゃない////』 確かに 周囲の通行人が足を止め俺たちの行き先を見つめる お祈りしてる老人までいる(笑) でも そんな人の目なんて今の俺には関係ない 『な・・どうやって・・・』 『・・・渡った後に琉生の声が聞こえて・・・あっちの歩道橋走ってきた・・・』 『お・・俺の声・・・ちゃんと聞こえた?』 その質問に美希は顔を真っ赤にさせて顔を伏せると 『よ・・よく聞こえなかった!・・・から・・・もう一回言って』 今度は俺の目を真っ直ぐ見つめて言った .
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