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PM12:22 保育センター入口前
「ここが現場か。警察の人が沢山いるな…」
「先輩、ここに真実があるんですね!早速調べましょう!」
「あ、おい!まず関係者に許可取らないと…」
「あー君、入っちゃあだめだよ。」
「あ、あの僕はカイル君の弁護士のイリスと申します!」
「イリス…?あ!君かぁ、ヴァン先生のトコの。」
「ハ、ハイ。で、その…現場を調査をしたいのですが…」
「いいよいいよ!ヴァンさんから頼みの連絡が来てたからね。」
「はぁ…」
「あ、自己紹介がまだだったね。俺はガイセシル。ガイでいいよ。何か聞きたいことある?」
「じゃあ…被害者の情報を教えてくれませんか?」
「ああ、いいよ。…被害者はスタンエルロン氏。死亡推定時刻は午後8時30分ぐらいだね。頭部を鈍器で…殺したみたいだ。ほら、ファイルをあげるよ。」
「でも息子が父親を殺すなんてあり得るんですか?」
「俺も認めたくないけど…なにより証拠品がそろっているんだよ。」
「その証拠品というのは…?」
「…それは自分で探すことだね。」
「え~、教えてくださいよ~。」と、ガイの左腕に抱きついた。その時ガイは嫌がり、
「う、うわぁ教えるからやめろぉ…」
「…。(弱っ…)」
「じ、じゃあ実際に現場に行って説明するよ。こっち来て…」
「じゃあ説明するよ。」
「…早速ですけど、なんですかこのマネキン…?」
「あ…ああ、ちょうど白のテープが切れててね…その代用として使っているんだよ。」
「はぁ…」
「話を戻すよ。今回カイル君を犯人を断定したのは決定的な証拠があった…聞いているね?」
「はい。」
「その証拠はこれさ…」
「…手袋と凶器ですか?」
「ああ。手袋の汚れと凶器の台座を見てごらん。」
「…あ!」
「ど、どうしたんですか先輩!」「2つに茶色のペンキが付いてる!」
「そう、手袋の持ち主はカイル君と判明したよ。それで、ね。」
「うう…」
「そうだ。後偶然か、家の中が誰かに荒らされたみたいだよ。」
「!…強盗ですか?」
「さあ、それはどうかわからないけど…」
…おーい!ガイ!こっちに来て手伝えよー!…
「あ…いけね。呼ばれちまったか。そろそろ俺はいくよ。」
「あ、はい!ありがとうございました!」
「…そうだ。多分家の中どうなっているのか知りたいだろう?いいよ俺が許可するよ。」
「あ…ありがとうございます!」………
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