第1話 探偵パート

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PM1:28 保育センター入口前 「とは言ったものの参ったな…」 「どうしたんですか?先輩?」 「事件の内容はだいたいわかったけど証拠がなんか…不充分な気がしてね。」 「それじゃあもっと色々な人に聞き込みしましょうよ!例えば………あ!あの門の近くにいる怖そうな人に聞きましょ。」 「どの人…!え!いやだよ何か怖そうだし…」 「平気ですよ。さ、行きましょ!」 「うう…(いやだな…)あ、あのぅ…」 「!」 「あ!行っちゃった…」 「きっと先輩にビビって逃げたんですよ。」 「いやいや!それじゃあダメだって!…あれ?」 「先輩?」 「何か落ちてる、名刺かな?…えーと『バルバトス金融社長バルバトスゲーティア』?(さっきの人のかな?)」 「あのー…」 「ん?はい?」 「カイルんち何かあったんすか?」 「え、いや、あのー君は…?」 「俺、カイルのクラスメートのカイウスって言います!よろしく!…で一体何があったんすか?」 …僕はカイル君の今の状況のことなどいろいろと彼に話した… 「へぇ~。今大変な目にあってるんすか…」 「うん。何か知っていることがあれば教えて欲しいけど…」 「う~ん………………………………………ないなぁ。」 「そう…(深く考えたな)」 「そうだ。カイルにこれ渡しといてよ。」 「…『宿題の催促』?期限は今日までになっている。何の宿題なの?」 「ああ、絵を絵の具で書く宿題だけど…」 「?(何か引っかかるな…)」 「あ、そういえばカイルの奴学校で何かあったみたいだな。」 「へぇ。その話聞きたいな。」 「それじゃあ一緒に学校に行こうよ。俺が案内するからさ。」 「そうか。じゃ行ってみようか…?おーい、アオイさーん行くよ!」
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