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実行委員の仕事もようやく終わり、買い物をしようと繁華街に来ていた。
駅へと歩いているうちに民家街を通っている事に気が付いたが、もう必要なものなど無いし…
歩いて帰ることにしよう。
久しぶりではあるけれど、幼いころはよく通った道。
間違える筈も無い。
ところどころ、家が変わってりけど…。
私は懐かしい思いで周りを見ていた。
そう思いながら歩を進めていたのだけど、なんだか不安になってきた。
いわゆる、
“迷子”
というヤツだろう。
こんな年にもなって迷子とは恥ずかしいのだが、なってしまったものは仕方が無い。
おそらく駅だと思われる方向に歩くことにした。
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