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「…なんでオレに…言うの?」
「分かんない、ただなんか似てるから…言いやすかったんだと思う。
誰かに伝えてスッキリしたかったの」
そう言う岡村ナギサの横顔は微笑みながら泣いてるようにも見えた。
その後なんとなくメールアドレスを交換した。
晩に一度だけメールが届いた。
「今日はありがとう」
ただ、結局メールは送らなかった。
送ると好きになってしまいそうな自分がいた。
いや、好きになりかけてる自分に気づくのが怖かった。
そして時間は過ぎていった。
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