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「-まいったな-」 頭の中に危険信号が光った。 普段はホテルでヤったらすぐにタクシーで帰るはずの客だが、今日に限って買い物に付き合ってくれと頼まれた。 断りたかったが、毎週指名をくれる「太客」じゃあムゲにも断れなかった。 「ね、ウチのペロちゃんに新しいお洋服を買ってあげたいのよ」 「…分かりました、その代わり延長料金は頂きますよ」 「ゥフ、それくらい安いものよ」
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