◇え?王子様?◇

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    うわぁ‥恥ずかしい。       周りを見渡せば会社員の人や学生の人などにクスクスと笑われていた。         こんな所でこけるなんて、 ついてないし‥       あれ?携帯?? どこにやったけ‥     私はその場に座り込んだまま自分の周りを探した。         すると――‥     「あのっ‥大丈‥ うわぁっ!?」       その声に私が顔を上げた瞬間。       5m先に吹っ飛んでいた私の携帯につまずいた美少年の姿が目に映った。         「あ‥あぶなーいっ!」     と言ったがもぅすでに遅く‥ 見事に美少年は顔面からバタッとこけてしまった。     .
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