129人が本棚に入れています
本棚に追加
「あの‥その‥」
美少年はこけたままピクリとも動かない。
まさか―‥
死んだ訳ないよね?
周りに微妙な空気が流れ出した。
私は美少年の肩をトントン叩いて言った。
「大丈‥」
その瞬間美少年が勢いよく頭を上げた。
「大丈夫!?」
「え‥?」
それを聞きたいのは私の方なんだけど‥おでこから血が‥‥
「さっき転んだよね?大丈夫?」
心配そうな顔して私に聞いて来た。
転んだ瞬間見られてたんだ‥
恥ずかしい―――‥。
.
最初のコメントを投稿しよう!