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｢よっこらしょ｣
と美少年は立ち上がり自分の鞄から絆創膏を取り出した。
今時の男子高校生って、
絆創膏持ち歩いてるんだ‥
私でさえ持ってないのに
｢足出して｣
私は彼の指示に従い擦りむいた足を前に出した。
そこに丁寧に彼は絆創膏を貼ってくれた。
親切なのはありがたいけど‥
彼が絆創膏を貼る姿は
余りにも不似合い過ぎる。
彼の整ったクールな顔付きとはかけ離れ過ぎた行動だった。
｢よし！完璧！｣
満足げな顔をして彼は言った。
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