129人が本棚に入れています
本棚に追加
「ごめんっ‥
その悪気があった訳じゃ‥」
ちょっと落ち込んだ表情で
彼は私に謝って来た。
うん、どう見ても悪気があるようには見えない。
それに絆創膏くれたし。
「いいよ、どうせもう
新しい携帯買うつもりだったし」
としょんぼりした彼に
声をかける。
「けど‥あっそうだ!!」
彼はひらめいたように顔をあげた。
「俺が弁償すりゃあいい話だ」
あー‥なるほど。
「て、別にいいよ!
私の不注意でもあるし」
それに携帯買うのには
そんなお金かからないし。
「いやいや!
俺が責任持って払います。」
ニッコリと笑いながら
彼は言った。
最初のコメントを投稿しよう!