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けれど、夢を願えば願うほど、嫌な出来事ばかり。
気にしている顔のそばかすを笑われるし、お気に入りのワンピースには虫食い穴ができちゃったし、ママのお気に入りのお皿を割っちゃうし……。
でも、こんな些細な事ではまだ何とも思わなかった。
いつも両親が慰めてくれたから。
あたしは支えられたから。
けれどある日、目が覚めたら
――パパとママは、居なくなっていた。
あたしを起こしに来たのはママではなく、全く見知らぬ黒い人。
あたしが「誰?」と聞くと、彼はこう答えた。
――ジャック・オ・ランタン、と。
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