コンパニオン

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5分も経たないうちに 車のエンジンが 突然 止まり… 前の車と どんどん離れて行きました。 走ってる道は山道で 地元の人しか 通らない道。 『4人で どうしょう…』 と 半泣きでいたら 前から 車のライトの光が見えて来たので あれを停めようって話し合い みんなで手を振りました。 だんだん 近づく車… みんなの声も 大きくなり 停まりかけた 車の上に… 『うわぁーッ…』 車の屋根の上には 人間とも 獣とも 言えないものが 乗っていたのです。 みんな、いっせいに 叫び声をあげると同時に 逃げました。 Mと一緒に逃げた子が 転び 後ろを振り返ると もう 車も訳の分からない物も いませんでした。 2人で 手をつなぎ 震えながら 車の方に近づくと また後ろから 車が 来ました。 あまりの怖さに2人で 抱き合っていると その車は停まり、中から、おじさん2人が 顔を出しました。 釣りに行くという人で さっきの 出来事を話、 まだ 2人友達がいることを 告げると 車まで 送ってくれ 友達も捜してくれ 釣りをやめ 私たちの車を運転し 何と 事務所まで 送ってくれました。
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