先祖

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仏間に頭を向けて横になった状態だったのですが、急にお経が聞こえ始め、線香の臭いと煙りが漂い始めました… この当時、祖母が夕方になるとお線香とお経をあげていたので何とも思いませんでしたが、今になって思えばお経を読む声は男の人の声でした… そして、すぅ~っと仏間と曾祖父の部屋との間の襖が開き誰か入って来ました… 誰?…と思って襖の方を見ると……そこでまた金縛りに。 仏間から入ってきた人は私の前をずっと行ったり来たり歩いていました。 私は金縛りで動けず足だけが見えている状態… その時初めて怖いと思いました。 『助けて』と思いながら身体を動かそうと必死になっていると、また身体がグルグル回りはじめました… 『あぁ、この感じは…』と思いまた気持ち悪くなり目を閉じました。 グルグルが止まり再び目を開くと元の自室のベッドに戻っていました。 今のは何[?]夢[?]… 部屋の電気をつけて時計を見ると、ウトウトしだしてからまだ2~3分しか経ってませんでした。 その後、その日は一晩中眠れませんでした。 朝になって祖母にこの話をしました。 すると『もうすぐ、ひいじいちゃんの命日やけん気付いてほしかったんやない?あんた爺ちゃんっ子やったけん』 確かにすっかり忘れていました… 三日後が曾祖父の一周忌だったこと。 命日にはちゃんと仏間に線香をあげ、手を合わせました。 凄く不思議な体験でした。 この話もモバ友から提供していただいた話です。 誰でも、生前 一番可愛がっていた人や 一番愛していた人には、亡くなってからも愛情をそそぐものです。 何か迷った事や、決断しなけれはならない事がでてきた時は、お墓や仏壇で そんな故人に 報告してみてください。 きっと良い結果がでるほうに導いてくれると思いますよ…
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