祖母

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祖母

私自身 霊感など無いのですが気配程度は分かります。 その日は未明からの大雨… 朝10時頃に母から電話があり 『おばあちゃんが危篤や。今から迎えの車行くから早よ おいで。』と… 私が病室に着いたときには、もう遅かった… ただ延命装置に繋がれているだけでした。 人間って 本当に悲しいときには 涙がでないって事、初めて知りました。 私には赤ちゃんがいたので、その日 祖母には ついていてあげれなかたのですが、家に帰っても 熟睡できずウトウトして夢を見ていました。 そこは だだっ広い真っ白な空間が広がっていて、私は椅子に座って誰かを待っているんです。 と… そこに祖母が現れて、笑いながら2人して 『飛行機 乗り遅れるで… 早う行こか』 真っ白い空間を2人で歩いて行きました。 すると その時に時計が現れて 10時14分を指していました。 私は夢の中で 『おばあちゃん… この時間に逝ったん?』 と聞いた途端に目が覚めて、枕元に逝ったおばあちゃんが座っていました… それから初七日まで 毎晩同じ夢を見続けました。 たぶん 祖母は、お別れの挨拶と自分が亡くなった時を知らせに来たんだと思います。 この話もモバ友から提供していただいた話です。 お年寄りは 比較的に自分の子供より孫の方に 挨拶に現れる事が多いようです。 ちなみに おばあさんの命日は10月8日だそうです。 人が亡くなるときは 何かしら不思議な事が起きるものです。 それに気づくか気づかないかだけなんですよ…
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