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祖父
私が生まれて間もない頃の夜、母は２階の和室で私達兄妹を寝かしつけていました。
寝かしつけている途中、うとうとしてきた母…
その時 誰かがドアを開けて布団の上を２～３歩ほど歩いてきたそうです。
子供達は寝ているのに…
お父さんが来たのかな…
母は それ以上は気にせず 朝まで寝てたそうです。
母は翌朝父に
『昨晩 和室来た？』
父は
『いや…。居間にいて そのまま寝たよ』
母は不思議に思いましたが、気のせいだと自分に言い聞かせたそうです。
その数日後、母はいつものように子供達を寝かしつけていると…
何か モヤモヤっとした黒い影が、自分の頭右上辺りに来たそうです。
『何だろう？』と思い、その黒い影を良く見たそうです。
すると 彫りが深く 後ろに白い丸いものを付けた、しわくちゃの おじいさんが こちらをずっと見ていたそうです。
次の日 父に昨日の出来事を話しました。
『昨日、こんな おじいさんが見てたんだよね…』と絵を描いて見せたら…
父は
『ああ… たぶん その人、俺のじいさんだよ。その白いのは帽子だよ。じいさんは、白い帽子が お気に入りで いつも被っていたよ。』
たぶん おじいさんは、子供が生まれたから ちょこちょこ見にきていたのだと、母は思ったそうです。
この話もモバ友から提供していただいた話です。
孫に会いにくる祖父母の話は よく聞きます。
やはり 亡くなっても 自分の孫は 可愛いものなんですね。
現在は 核家族の家庭が多く、祖父母と一緒に生活する家庭が少なくなっています。
一緒に生活していない 祖父母のほうが 亡くなってから会いにくる確率が高いのではないでしょうか…
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