むしのしらせ

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むしのしらせ

この話は一年前、祖父が亡くなった時の話です。 私は2人目の子供を出産してから一度も祖父の所に行ってませんでした。 群馬県に引っ越して、初めて実家に遊びに行くことが決まり、その際 祖父に会いたいと母には言ってありました。 ひょんなことから、予定より2日ほど早く実家に行くことになり、実家に向かいました。 実家に着くと、すぐに電話が鳴り… 祖父が危篤だから 早く来てください とのこと… それまでは とても元気な祖父だったので、母と2人で驚き、あわてて支度やら、やらなければならないことをしていると… またまた電話が… なんと祖父が亡くなったとの知らせでした。 実家に帰る予定が早まらなければ、祖父の死後すぐには会いには行けなかったと思います。 私は 『祖父に呼ばれたんだろなぁ』と 今でも思っています。 祖父は曾孫に会いたかったんだと… 私が幼い頃は病気や怪我、何かある度に すぐに駆け付けてくれた祖父… 甘やかしてくれた祖父… 優しかった祖父… 元気なうちに、会いに行けなくて ごめんなさい… そして 本当に ありがとう… この話もモバ友から提供していただいた話です。 やはり誰でも孫は 可愛いものです。 そして孫の子供の曾孫も、可愛いくてしかたないと思います。 自分の血を受け継ぐ子孫を可愛いと思わない人はいないと思います。 おじいさんも、死後ですが 曾孫と孫に会いに来てもらえて 嬉しかったと思いますよ。 この話も、偶然ではなく『虫の知らせ』だと私は思います。
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