整体⑤

1/1
前へ
/178ページ
次へ

整体⑤

『あなたの後ろに、前世6代前の方が守護霊として ついていますね。』 不思議と恐怖心はなく ただただ驚くばかり… 『人には誰しも守護霊という霊が、常にその人を守護してくれています。 その守護霊が居なくなったとき… 人は死ぬんです。』 「………。」 『あなた… 苦労性ですね。』 『でも 間違った考え方を起こさなければ、晩年は幸せになれるでしょう。』 『ただ… 男性…』 だっ 男性… 男性が何?…?? 『少し男性っぽいところがありますので、女性らしさを忘れないでください。』 『それと あまり身体が丈夫ではないので健康には気をつけて。』 「はいっ」 『最初に私は (どうしました?)と聞きましたが、あなたがココに来た理由は聞かずとも分かっていました。 ただ 人として言葉のやりとりから始まるのが当たり前ですので、私は最初に聞いたんです。 あなたの(後ろの人)の事についても、その人の許可がなければ こうしてあなたに話す事は出来ないんです。』 『だから初めから あなたの身体のどこに痛みがあり、何が原因かも だいたい分かっていました。』 「えっ… 分かってたんですか? 後ろの人も…」 「後ろの人って、私がその人に何かしてあげなければならない事ってありますか?」 『いいえ… 何もする必要はありません。』 『ただ、感謝の気持ちだけは忘れないでください。』 「はい。わかりました。」 ⑥に続く
/178ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11645人が本棚に入れています
本棚に追加