女性

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僕が高校3年のときの事です。 季節は冬になり 受験の事で頭がいっぱい… 模試の結果で一喜一憂していました。 この時も模試が返ってきて、友人と雑談したあと自転車で帰宅しました。 フッ…と僕の視界に飛び込んできたのは… 20㍍先に、ちょっと古い感じの服装をした お姉さん。 彼女は 髪の長さが腰下まであり、うつむいたままピクリとも動きません。 僕以外にも 道には人がいて、彼女のそばを何人か通っていたので、誰かを待っているのだろうと思っていました。 僕は 何故か彼女が気になり、彼女の横を通り過ぎるまで ずっと見ていました。 その間 彼女はまったく動きません。 そして通り過ぎた瞬間… 耳元というか、頭に直接… 『ねぇ ちょっと待ってよ』と言われました。 僕は急いでいたので無視したのですが… 10歩くらい歩き ん… ヘッドホンしてるに なんでハッキリ声が聞こえるんだろ? 振り返りましたが 彼女はいません… すると 車が一台やっと通れる位の道幅の道路を、猛スピードで車が走ってきました。 僕は間一髪で避けて事故にはなりませんでしたが… 彼女は一体どこに… そして 彼女の声に すぐ反応したなら、僕の後方から車がきたので 事故に合っていたかもしれません。 もしかしたら、彼女は以前ここで事故死した女性で、僕を死の世界へと 連れていこうとしたのかも しれません… 僕は なんとなく 先祖様や守護霊様が助けてくれたのかと思っています。 この話もモバ友から提供していただいた話です。 人は、考えこんだり 疲れていたりすると 霊に憑かれやすいようです… 今回は受験で 追い込まれ、考え込んでいた状態だったので 取り憑こうとしたのかもしれません… 自縛霊は 精神的に弱ってきた人に憑こうとしますので、心当たりのある人は注意してください。
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