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おじさん
あたしが まだ実家に住んでいた頃の出来事です。
向かいの家の おじさんが病気で入院していました。
あたしは 仕事が休みで、なんとなく ボーッと窓から外を眺めていました。
すると 向かいの家の座敷に、おじさんの姿が…
『あれっ おじさん退院したのかな? 』
あたしは、幼い頃から 向かいの おじさんには可愛がられていたので、入院したときも心配していました。
ですので おじさんの姿が見えたとき ホッとしました。
その日の夕方、母に
『おじさん退院したみたいね。良かったじゃん』
母は
『何言ってるの。おじさんは しばらく退院できないみたいよ。』
『病状 良くないみたいだよ』
数日後、おじさんは亡くなりました…
あたしが見た おじさんはなんだったのでしょうか…?
そして おじさんの一周忌の夜、あたしは金縛りにあいました。
本当に不思議な体験でした。
この話もモバ友から提供していただいた話です。
このおじさんは、生前に自宅に帰ってきたみたいです。
幽体だけで…
よほど自宅に帰りたかったのでしょう…
もしかしたら、おじさんは自分の寿命を感じとっていたのかもしれません…
命の灯が消えるとき、さまざまな 不思議な出来事が起きます。
特に その人が気に掛けている人の周りで、不思議な現象は起きるものです…
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