廃園

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私は、彼の手を強く握りしめ 「なんとか 大丈夫だょ」 男性は、 「じゃあ、ゆっくり行こう。」 みんなから、少し遅れちゃったけど 早足で みんなのところに 追い付きました。 1番 前の人が 「出口だぞ~ 」 と 言った瞬間 どこからか 「いい加減にして、 こないで~。もう、こないで~」 と はっきりとした 声が聞こえ みんなは、 「キャ~キャ~」 と叫び声を上げながら出ていきました。 私と彼は、その声を聞いたと同時に、 ガラスが割れて行く瞬間に 鏡の中から 血まみれの女性の姿を 見ました。 私たちは、車まで 必死に走りました。 普段から、塩を持ち歩く 私は、車に 塩を掛け 車の中で、般若心経を 唱え、彼も、御祓いの言葉を唱えてました。 車のエンジンが なかなか かからず 車の周りは 見る見るうちに 白くなり… もう おしまいだ。と 思った瞬間…
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