ビル

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エレベーターが 開くと そこは お店の中… ママさんが 「あら 電話くれたら 下まで 迎えに行ったのに」 って言われましたが… 「お客様と一緒に 来たから 大丈夫です」 ママさんも 「ゆっくりして いろいろ見て 分からないことは 聞いてね」といい M達を ボックスへ 案内をしてくれました。 さすが、13階 大きな窓から 外を見ると 気持ちいい。 下を見たら 怖いくらい。 でも その時 Mとお客様は見てはいけないもの… 見えてはいけないものを見てしまいました。 Mは、お客様の耳元で 「落ちてきた?見た?」 と聞くと… お客様は 「あぁ~」っとだけ言いました。 私は 初めて お客様と手を繋ぎ 恐怖で震えているのを 耐えました…。 ママさんは いろいろ話をしてくれますが そんな話は 耳に入りません。 しばらく、耐えていると背中に また 冷たいものが… 窓を見るとなんと 窓枠に 手を見ました… そのまま 動くことが出来ず 見ていると 血だらけの 女性が 下から 上がって来たのです。 お客様は私の異変に気づき窓の外を見て 私の顔を見た時 私の足を叩き 「今日は 飲み過ぎたみたいだな」 一緒に帰ろうと 言ってくれました。 Mも「うん」っていい 笑いました。 ママさんは まだ 話をしたいみたいですが… 「また来ます」っといい 会計を済ませ 帰りじたくをすると… ママさんに「見たの?」って言われましたが 「はい?、何を」っていい 笑顔で エレベーターに乗り 扉が閉まったと同時に お客様に抱きついてしまいました。
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