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足音
人が人の姿でいられる最期の場所、火葬場での出来事です。
その火葬場は、お通夜・告別式もできる施設が整ったところで、叔父が亡くなったときに、そこを使わせていただきました。
お通夜も終わり、夜中 私が線香を絶やさないように 棺の前に座り 線香を立てていると…
コツ…コツ… コツ…コツ…
どこからともなく足音が…
職員さんが来たのかな?と思いながら線香を追加していると、どうも一人の足音ではありません。
足音からすると、だいたい10人くらいの足音に聞こえました。
しかし泊まりの職員さんは一人…
私は怖くなり兄に塩を買ってきてくれるようにお願いして、泊まりの職員さんにこの出来事を話しました。
すると
『この火葬場はでるよ…』
なんでも この火葬場は、無縁仏や身体の一部(手や足)が納められてる場所があり、足音はみんな その場所に向かっていくのだそうです。
しかし今まで その足音の主の姿を見た人はいないそうです。
この話もモバ友から提供していただいた話です。
やはり 亡くなってからも 自分の身体の一部には愛着があるのでしょうか…
宗教によっては分骨を否定する宗教もありますが、私も遺骨は、同じ場所にまとめて納めたほうが良いと思います。
関東以外の地域では、遺骨の一部しか納骨しない地域も多数存在しますが。
故人が、すべての遺骨をまとめて納める事を望んでいる場合は 分骨などはやめたほうがいいですね。
足音の主は 自分の遺骨をまとめて納めてもらいたくて、さ迷い続けているのかもしれません…
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