あなたの知らない世界 第三夜

自殺

自殺をする 丁度 １週間前の日曜日 娘たちを連れて 近くの 公園に 遊びに行った時です。

あっちゃんは、
「最近 変な夢を見るの。知らない 男の人が 娘の頭の上に座って居るの。娘の顔を 覗き込んで居るの。なんだと、思う？」と 私に話してくれました。

私も、「あっちゃんにも 子供にも、何も見えないし、うん～なんだろ」と しか 言えなかったのです。

夕方まで、遊び 夕食を食べ、
「また 明日ねぇ～」と 別れたのです。

次の朝、あっちゃんからのメール 届いてました。
「私 殺されちゃう。助けて」
という 内容のメールでした。

私は、すぐに 電話をすると
「メールしてないょ。誰かと間違えてない。」
と言われ、電話を切り 確認のために もう１度 メールを開きました。

確かに、あっちゃんの アドレスだし あっちゃんの名前が 出てるから 間違えてなかったのです。

やっぱり 気になり、近所だし 娘を連れて、あっちゃん家に 遊びに行ったのです。

あっちゃんの 家のドアノブを 持った時です。寒気と言うか 冷や汗が 全身に走りました。

絶対にヤバい、入ったら 取り憑かれる…

私は、ともかく 娘が ヤバいと 思い いつも、持ち歩いている珠玉を 首に掛け 服で見えないように しました。