瞬間移動

2/2

11645人が本棚に入れています
本棚に追加
/178ページ
私は、自転車を見て間違いない 同級生の●●●だと 確信を持ちました。 体を起こすも もう反応はない 呼吸もない ただ、早く救急車が来て欲しい。 頭から血が、たくさん出ていましたが 自分の手で 一生懸命に押さえてました。 「なんで さっきまで一緒に部活してたやん」一瞬 友達の顔が笑って見えました。 友達は、即死 救急車来るにも 警察を待ちましょと言われました。 不思議なことに 私は 涙1つ流さずいたのです。 何故友達は、あんな真っ直ぐな道で引かれたのでしょうか? 運転していた男性は、『見えなかった』 『居なかった』といいます。 ただ、私も おかしいと思うところが… それは、先生に聞かれ気付いたのですが、私が待っていたバス停の前を通り過ぎないと●●●は帰れなかったはず、いつもなら、バス停で待つ私を見ると バスが来るまで一緒居てくれたりもする。 後日 葬式も終わり部室で●●●の話になり あの日 歩いて帰る友達が 「後ろから自転車に乗って通り過ぎていく●●●に『バイバーイ』と言うと消えた」と言うんです。 瞬間移動?って 本当に あるのかなぁ~と思いました。 以上がMが体験した話です… 私自身は瞬間移動があるのかどうかはわかりませんが、人間は寿命が近くなると、時として不思議な力を持つというのを聞いた事があります… 病院で意識不明のときに、何百キロも離れた親族の元に現れるなど、生き霊や幽体離脱でなければ、実現できない現象も その一つです… まぁ 自分の周りで実際に起きなければ信じられない人がほとんどでしょうが… この世は不思議な出来事がたくさんあるものなのです…
/178ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11645人が本棚に入れています
本棚に追加