帰宅

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帰宅

『彼は、帰ってきた?』 これは、1人旅立って行った 彼の話です。 彼は 4つ上の18歳、 私は、14歳 親公認で付き合ってました。 認めないと 家出を繰り返す私に 親が折れるしかなかったのです。と言うか、親同士も知り合いで 仲が良かったからだと思う。 私と彼は、お互いの親から呼び出され 避妊については 耳にタコが出来るぐら言われた。 夏の日 いつものように 彼のバイクで遊びに。 夜10時に 帰れない時は、彼が 私の親と自分の親に電話をしていた。 この日も、10時には10分ぐらい遅れそうに。 たかが10分 されど10分といい 彼は 親達に電話。 彼も、夜間の仕分け作業の仕事をしていたので 急いで帰りました。 玄関先に 私を送り 私の親に 頭を下げ 「仕事 行ってくる」と言う彼に 私は 「行ってらっしゃーい」 お父さんも、 「気をつけて 焦って行くなよ」っと言い 送り出しました。 彼は、片腕を上げ 5回の ブレーキランプ 彼の姿は、角を曲がり 姿が見えなくなりました。 私は、玄関を閉めようとする その時、 「バ~ン キュルキュル ドン~」 私は、玄関に掛けてある 原付の鍵を持ち 原付に飛び乗りました。
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