消えた車

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多分 あの時に警察の方は 中を確認してると思ったけど、一応 私たちも中を見ることに。 その時、小屋の中から誰かが出てきたように見えました。 突然、すごい雨。 さっきまでは、太陽が見えるぐらいだったのに。 ずぶ濡れになりまがら、 小屋の前に行くと、到底 人が住める状態ではなく 中は、何かの物置みたいで 材木などが いっぱいでした。 材木の隙間から カバンみたいな物が見えました。 それを、彼に言うと、 「見て来る」と中へ… なかなか 取れない それを、力いっぱい引っ張る 、 勢いが余って 尻餅を付き 「痛たた~」といい 手に持っている物を 確認すると それは、私の彼のカバンでした。 カバンの中を確認をしょうとすると、小屋の裏手で 誰が 歩く音が… 私が あまりの怖さに固まってしまうと彼が 私の前に立ち、手をつなぎ 「ゆっくり 来た道を戻るぞ」 途中までは、ゆっくり ゆっくり 回りを確認しながら 歩き 途中からは 全速力で走りました。 私たちは、車に乗り、エンジンを掛けたとき 獣道の方から、誰が 走って来ました。 彼も私たちも、 声にならない 叫び声を上げました。 それは、頭の無い 体だけが こちらに向かって走って来ました。 私たちは すごいスピードで トンネルを離れて、山を下りました。 あの 小屋で 見つけカバンを持ち、近くの警察へ。 通行止めになってる敷地に勝手に入ったことを こっぴどく叱れましたが… 警察の方と、一緒 カバンの中を確認すると、中からは、彼氏の財布 免許証 携帯電話 と、彼氏の物も確認が出来ました。 警察は、 「どこで見つけたのか どこにあったのか確認したいので 一緒に行って欲しい」 と言われました。 私たち2人は 顔を見合わせ 私は、「絶対 無理」と 頭を横に振りました。 でも、警察に 説得され 泣く泣く また、あの トンネルへ。
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