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ラップ音
この話は、私が12年前にワンルームで一人暮らしをしながら、コンパニオンをして居た時の事です。
その日は深夜2時頃に仕事が終わり、鬼怒川温泉から宇都宮まで一般道で帰宅です。
帰宅途中には林の中を通る道があり、そこで仲の良い娘と話をしていると…
ス~…と何かが…
お互いに…
『見た?』
「うん!」
『赤い光だったね!』
「何なの?」
『なに?』
「気持ちが悪いね。」
私達は、直感で嫌な感じの…、危険な感じの赤い発光体を目撃しました。
その日は無事帰宅したのですが、その日から部屋に居ると恐いと言うか嫌で嫌で仕方がない感じが続くようになりました。
何日かそんな感じで過ごして居たんだけど、ある日仕事が終わり家に着いて寝ようと思い携帯のアラームをメロディでセット。
布団に入ってもなかなか眠れずに居たんだけど、知らない間に寝てました。
突然耳鳴りがして体が動か無くなり…
『近くに何かいる…』
と、ものすごい恐怖を感じました。
しかし、恐いと思ったらダメだって聞いた事が有ったので、心の中で何度も
『オマエなんて何処かに行っちゃえ!帰れ!』
って叫んでたら金縛りがとけたと同時に携帯に着信が…
私はとっさに携帯に手を伸ばして取ろうとしたら、聞いた事のない女性の声で…
『帰るわよ…』
私は怖くなり、部屋・キッチン・トイレ・お風呂の電気を点けて布団の中に潜り込み震えていると、いつの間にか寝ていて 気付くと朝でした。
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