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エレベーターは、1階にあり なかなか 上がって来ない。
店のドアを見ると、店内から、誰かが開けようと ガタガタを音がする。
普段なら、非常階段を使わないけど、あまりの怖さに、エレベーターを待たずに、非常階段を使いました。
8階から6階を、ハイヒールを履いるのも考えず 勢いよく降りて行き、7階の 非常階段が見えたとき ピンクのドレスを着た女の子が 座って居るのが見えたので、 少し 落ち着きを取り戻し…
私は
「お疲れ様、お先に」
と 声を掛け 6階まで 降りました。
非常階段のドアを開けると、ちょうど 店長も 店の鍵を閉めてました。
店長は、
「楓 よく 非常階段から 降りてきたなぁ。怖くなかったか?誰かに 会わなかったか?」
と聞かれ…
「7階の非常階段のところで ピンクのドレスを着た 女の子がいたよ」と 言いました。
店長が
「8階の非常階段の鍵 開いてたか?締まってるはずだぞ~ と言うか、壊れてて 開かないはず」と 言います。
でも、現に 私は 8階から降りて来たし、鍵も開いたから 6階まで これたんだし…
店長が
「楓、ピンクのドレスを着た 女の子は、この世の子じゃない。ここの7階から 飛び降りた 女の子だよ」
私は、
「嘘~…まだ きっと 居るよ」って 非常階段のドアノブを回すも 鍵が掛かっていて 開きませんでした。
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