ホテル

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私が以前 彼氏と一泊旅行に行った時の話です。 とある山の中のラブホテルに泊まったのですが、そのホテルに面白そうな部屋があったので その部屋に決めました。 その部屋は畳の部屋だったのですが、ベッドまでいくのに 赤い小さな橋を渡っていきます。 まるで時代劇にでてくる様な橋でした。 そのベッドの周りには すだれが掛けてあり なかなか洒落た感じの造りでした。 彼氏と夜遅くまで話した後 ベッドに入り二人ともグッスリ眠りました。 眠りにつき しばらくすると、フッと目が覚めました… 何か気配がする… と思った瞬間… 『ズズッ… ズズッ……』と何かを引きずるような音… 『なに…?』 音のする方向を見ると… 赤い十二単みたいなものを着た女の人がベッドの足元をゆっくりと歩いていました。 足元で止まったときは 『何されるんだろ…』と不安を抱きましたが、いつの間にか眠りついていました。 朝起きて 昨晩の出来事を彼氏に話し、二人で部屋の中に御札などがないか調べましたが、何もありませんでした。 以前 あの部屋で何かしらあったのでしょうか… 不思議な体験でした。 この話もモバ友から提供していただいた話です。 この話を読んでみると、たぶん悪さをしない霊だと思います。 ただ 長い間怨みや無念をもち さ迷い続けている霊は 強い力を持っている霊が ほとんどです。 私は霊能力者ではありませんから断言はできませんが、古い霊がさ迷い続けている場所には あまり近付かないほうが良いのかもしれません。
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