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妖精
これは、私が専門学校に通っていた時の話です。
時間は、夜中の１時を回っていたと思います。
いつもと同じように お風呂に入る準備をして浴室に入りました。
シャワーの蛇口を捻ってお湯を浴びて頭を洗う。
いつもと同じ手順…
シャンプーを済ませ、洗いながら目に入らないように薄目を開けて、コンディショナーに手を伸ばしました。
その時です…
シャンプーとコンディショナーの影から視線を感じました。
ゆっくりと視線を移すと、そこには小さなオジサンが恥ずかしそうに隠れながら、私を見ていたんです。
「ん？なんだ…？」
と思いながら
まばたきをしてもう一度 そこを見ましたが…
もう、何もいませんでした。
まさに、一瞬の出来事でした。
見間違いかな？…と
軽く考えて、お風呂から上がり妹にそのことを話ました。
すると、妹の口から出たのは「それって、妖精じゃない？」という言葉。
そして、私は思い出しました。
以前、何かの番組で ある女優さんがお風呂場で「妖精を見たことがある」という話を…
その容姿は、“小さいオッサン”で
羽根が生えていて
「排水口に流れて消えて行った」と言っていました。
まさしく、私が見たものも“小さいオッサン”で
波平のような頭に、裸ん坊で、(赤いふんどしをしていました)
背中には、丸い小さな虫のような羽根が生えていました。
「まさかぁ…」と、思いました。
すると、妹は
「心が純粋な人しか見えないんだって」と言っていました。
あれから…
４年ぐらい経ちますが、それ以来、“妖精”は見ていません。
見よう見ようと思って見えるものではないのかもしれませんが。
それから、たまぁに 同じような話をネット等で見かけることがあり、奈良や京都といった地方の浴室でよく目撃されているみたいです。
そして、やはり…
「心が純粋な人」が見えるみたいです。
自分では、純粋なのかは わかりませんが、今までに、そういった体験がなかった私には、ちょっとした面白い体験として残っています。
この話もモバ友から提供していただいた話です。
私は妖精は見たことありませんが、妖精目撃談は たまに耳にします。
やはり天使や妖精といった類いのものは、心が清い人純粋な人だけが 見ることのできるものみたいです。
そんな奇跡を体験できる人は ごく限られた人だけだと思います。
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